プロキシマ・ケンタウリ
読み:ぷろきしま-けんたうり
外語:Proxima Centauri

 ケンタウルス座方向約4.3光年にある赤色矮星であり、閃光星であり、太陽系に最も近い恒星である。視等級は約11等であるため、肉眼で観測することはできない。
目次

情報

基本情報

物理的情報

観測情報

主なカタログ番号

特徴

連星系
 α星は実際は-0.01等の主星(αA)と1.33等の伴星(αB)による連星であり、更にそのまわりを暗いプロキシマ・ケンタウリが巡る、三重星の連星系を構成している。
 αA+αBに対し、1万天文単位前後の距離を、50万年以上の周期で公転していると考えられる。このためまだ実際に公転している確固たる証拠は観測されておらず、長く議論の対象となっていた。

惑星
 これまで、3つの惑星が報告されている。
 プロキシマ・ケンタウリbは岩石惑星で、ハビタブルゾーン内を公転しているとされている。温暖な環境とみられ、液体の水が存在する可能性があり、地球に似た惑星とされた。
 ただ、他のcとd含め、この主星プロキシマ・ケンタウリは閃光星であるために、この環境で生物が存在しうるのかどうかは不明である。

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