フーリエ変換
読み:フーリエへんかん
外語:Fourier transform
フーリエ級数に変換すること。この逆は「フーリエ逆変換」という。
概要
フーリエ変換は、データの解析に用いる手法の代表例であり、ディジタル信号処理などに多用されている。
概念的には、時間領域から周波数領域へ移る変換を行なうものである。
特徴
波形
例えば、音声、電気信号、心電図の波形などを考えると、縦軸を振幅、横軸を時間として描写する。これが人間が直接触れられる世界観であり、人間には分かりやすい。
家庭用の電源をこの方法で描写すると、綺麗な正弦波として描き出される。
一般に、「波形」として描かれる図は、このように横軸を時間としている。
変換
しかし信号処理をしようとした場合、その中にどのような周波数がどの程度の振幅で含まれているか、を知る必要がある。
この場合、縦軸は振幅、横軸は周波数として描写する。
この変換をするのがフーリエ変換であり、これを実際に目に見える形で表示する代表例が音響装置のスペクトラムアナライザー(スペアナ)である。
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