ニューキノロン系抗菌剤
読み:ニューキノロンけいこうきんざい
外語:new quinolones
合成抗菌剤(人為的に作られた抗生物質の同等の機能を持つもの)の一種。新しいキノロン系抗菌剤。
概要
合成抗菌剤のうち、核酸の合成を阻害することで殺菌作用を示すものの代表的な系統。
キノロン系抗菌剤と呼ばれる分野のうち、第二世代以降について、「ニュー」キノロン系抗菌剤と呼ばれる。
特徴
DNA合成阻害作用があり、グラム陽性菌・グラム陰性菌に対し、広く抗菌効果を示す。経口薬や点眼薬などに広く用いられている。
GABA受容体結合により、痙攣を誘発する副作用がある。特にNSAIDs(非ステロイド系抗炎症薬)との併用は危険であるとされる。
次のような系統がある。
- エノキサシン
- オフロキサシン(OFLX)
- ガチフロキサシン
- ガレノキサシン(GRNX)
- シプロフロキサシン(CPFX)
- スパルフロキサシン(SPFX)
- トスフロキサシン(TFLX)
- トロバフロキサシン
- ナリジクス酸(NA) (別名、ナリジキシン酸)
- ノルフロキサシン(NFLX)
- フレロキサシン(FLRX)
- モキシフロキサシン
- レボフロキサシン(LVFX)
- ロメフロキサシン(LFLX)
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