トリトン
読み:トリトン
外語:Triton

 海王星の第一衛星で、海王星の衛星中最大。
 1846(弘化3)年にW.Lassell(ラッセル)によって、海王星の発見の数週間後に発見された。海王星の自転方向とは逆に公転をする逆行衛星である。
 海王星からの距離は354.76Mm、赤道半径1,350km、質量2.15×10^22kg。
 1989(平成元)年8月25日に、探査機ボイジャー2号が海王星を覆う雲から4800kmの地点を通過し、氷の活火山や大気、小天体が衝突合体したと見られる地形などを発見している。
 氷の火山の噴煙は液体窒素やメタンと推定されている。地球などの火山とは異なり、太陽熱で揮発性物質蒸発したものが噴出していると考えられている。
 英名Triton(トリトン)は、ギリシャ神話ではポセイドン(海洋の神)の息子であり、半人半魚の海神に由来する。

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