テトラサイクリン系抗生物質
読み:テトラサイクリンけい-こうせいぶっしつ
抗生物質の一系統で、四つ(テトラ)の環構造(サイクリン)を持つことを特徴とする。
概要
この系統の代表、テトラサイクリンは、放線菌の培養液から得られた抗生物質であった。
細菌の蛋白質合成を阻害することで静菌作用を示す。
この抗生物質は抗菌スペクトルが広く、グラム陽性菌・グラム陰性菌、リケッチア、クラミジア、マイコプラズマ、放線菌、アクチノミセスなどに有効である。
現在では幾種類かのテトラサイクリン類が開発されている。
特徴
主な系統は次の通り。
- テトラサイクリン(TC) (アクロマイシン)
- オキシテトラサイクリン(OTC) (テラマイシン)
- クロルテトラサイクリン(CTC) (オーレオマイシン)
- デメクロサイクリン(DMC) (レダマイシン)
- ドキシサイクリン(DOXY) (ビブラマイシン)
- ミノサイクリン(MINO) (ミノマイシン)
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