シュミット・トリガー
読み:シュミットトリガー
外語:schmitt trigger

 高・低の二つのスレッショルド電圧を持つ素子で、入力信号はこの範囲内から入力が高くなるか低くなるかで状態が変化するフリップフロップである。
目次

概要
 アナログの入力波形や、著しくノイズが重畳した波形を、奇麗な矩形波に変換するのによく使われる。
 シュミット・トリガーICは一般にインバーターとなっているため、入力と論理が逆になる。以下はその前提で説明をする。
 

特徴
 具体的には、まず入力電圧が上側のスレッショルド電圧より下なら、出力はHである。そして入力電圧が上側に達した時、出力はLに変化する。
 この状態で入力電圧が上側を下まわっても、下側より高い状態であれば、出力はLのまま維持される。
 そして入力電圧が下側を下まわった時、出力はHとなる。
 この時、スレッショルド電圧の上限値と下限値の差をヒステリシス電圧といい、この値が大きいほど対ノイズ性が高い。

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