キロ
読み:キロ
外語:k: kilo
国際単位系のSI接頭語の一つ。103の意。1,000倍、千倍。記号は小文字で「k」である。
概要
用途
メガの1/1000つまり0.001倍、ヘクトの10倍である。
古典にみられる単位の「千」に相当する。
長さ、質量、容積など、日常的に広く用いられている。
由来
kiloは、ギリシャ語で1000を意味するχ〓λιοι(khi'lioi)を語源とする。
一覧
SI的に可能性のありそうな単位は次の通り。実際には、その殆どは使用実績が無い。併記した粁、瓩、竏は全て国字であるとされている。
- 基本単位
- 組立単位
- kHz ‐ キロヘルツ (周波数)
- kN ‐ キロニュートン (力)
- kPa ‐ キロパスカル (圧力・応力)
- kJ ‐ キロジュール (エネルギー・熱量)
- kW ‐ キロワット (仕事率・工率)
- kC ‐ キロクーロン (電荷・電気量)
- kV ‐ キロボルト (電位差・起電力)
- kF ‐ キロファラッド (電気容量)
- kΩ ‐ キロオーム (電気抵抗)
- kS ‐ キロジーメンス (コンダクタンス)
- kWb ‐ キロウェーバー (磁束)
- kT ‐ キロテスラ (磁束密度)
- kH ‐ キロヘンリー (インダクタンス)
- klm ‐ キロルーメン (光束)
- klx ‐ キロルクス (照度)
- kBq ‐ キロベクレル (放射能)
- kGy ‐ キログレイ (吸収線量)
- kSv ‐ キロシーベルト (線量当量)
- 併用可能単位
- kL ‐ キロリットル、竏 (体積、容積)
- kt ‐ キロトン (容積)
- kB ‐ キロベル (比の対数)
- keV ‐ キロ電子ボルト (エネルギー)
- kua ‐ キロ天文単位 (長さ)
- ka ‐ キロアール (面積)
- kbar ‐ キロバール (圧力)
- kb ‐ キロバーン (面積)
- 非SI単位
- kerg ‐ キロエルグ (エネルギー)
- kdyn ‐ キロダイン (力)
- kP ‐ キロポアズ (粘度)
- kSt ‐ キロストークス (動粘度)
- ksb ‐ キロスチルブ (輝度)
- kph ‐ キロフォト (照度)
- kGal ‐ キロガル (照度)
- kMx ‐ キロマクスウェル (磁束)
- kG ‐ キロガウス (磁束密度)
- kOe ‐ キロエルステッド (磁界の強さ)
- kcal ‐ キロカロリー (熱量)
- kCi ‐ キロキュリー (放射能)
- kR ‐ キロレントゲン (照射線量)
- krad ‐ キロラド (吸収線量)
- krem ‐ キロレム (線量当量)
- kγ ‐ キロガンマ (磁束密度)
- kJy ‐ キロジャンスキー (電磁波束)
- kAh ‐ キロアンペアアワー (電荷・電気量)
このほか、独自の記号を持たない組立単位、非国際単位系で、次のようなものが使われている。
- 威力
- 皮相電力
- 電力量
- 天文学距離
- 速度
- 加速度
- 情報処理
- kb ‐ キロビット (情報量)
- kB ‐ キロバイト (情報量)
- kPx ‐ キロピクセル (画素数)
注意点
大文字で書いた場合には、1024単位のキロ・バイナリや、熱力学温度の単位であるケルビンなどを表わすことになる。
従って、kは必ず小文字で書かねばならない。
再検索