オポチュニティー
読み:オポチュニティー
外語:Opportunity
アメリカNASAの火星探査計画(Mars Exploration Rover Mission)で使われた無人火星探査機の一つで、ローバー2号機。「MER-B」。「オパチュニティー」とも。
目次
情報
基本情報
沿革
特徴
着陸
ミッション
最終ミッション
名前
情報
基本情報
所有国:
アメリカ合衆国
正式名称: マーズ・エクスプロレーション・ローバーB (MER-B)
打ち上げ: 2003(平成15)年6月10日
ロケット: Delta II 7925
発射台: ケープカナベラル空軍基地
質量: ‐
搭乗員: なし(無人)
国際標識番号: 2003-032A
沿革
2003(平成15)年7月7日: 打ち上げ
2004(平成16)年1月25日14:05
(JST)
(@253): 火星に軟着陸
特徴
着陸
2004(平成16)年1月25日14:05
(JST)
(@253)に火星赤道地域にあるメリディアニ平原への軟着陸に成功した。
ここは直径約20mの浅いクレーターで、周囲には細かい土壌が広がる。オポチュニティーの台座、つまり着陸地点は、1986(昭和61)年1月28日の
スペースシャトル
・
チャレンジャー
号の事故を追悼し、チャレンジャー記念基地(Challenger Memorial Station)と命名された。
ミッション
当初は90火星日として地表観測に投入されたが、当然ながら延長が繰り返されている。
動く間は使い続けるだろう事は、想像に難くない。
最終ミッション
このミッションでは2機が投入され、同じプログラムで動作している。
もう1機の
スピリット
は、2009(平成21)年5月にエンデバークレーターの直前、「トロイ」(Troy)を通過できず、そのまま身動きが取れなくなりミッションが終了となった。その後はオポチュニティーが1機のみでミッションにあたっていた。
オポチュニティーに与えられた最後のミッションは、このエンデバークレーターに向かうこととされた。最終目的地となるスピリット停止地点は「スピリット・ポイント」と名付けられている。
名前
公式には、マーズ・エクスプロレーション・ローバーB (MER-B)という。オポチュニティーは愛称である。
名前「オポチュニティー」(機会)は、NASAと玩具会社Legoが主催した命名・作文コンテストで、10万人の中から選ばれた当時9歳の少女、小学4年生のSofi Collis(ソフィー・コリス)によって命名された。
ソフィーはシベリアの孤児院で育ち、1歳の時に養子としてアメリカに渡った。彼女の作文で、アメリカが自分にスピリット(気力)とオポチュニティー(機会)を与えてくれたことへの感謝が綴られていたことから、これが探査機の名前として採用されたのである。
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