こうのとり8号機
読み:こうのとり-はちごうき
外語:HTV8
こうのとり
(HTV)の8号機。JAXAの資料では『「こうのとり」8号機』と書かれている。
目次
情報
基本情報
沿革
特徴
センサーの変更
搭載機器等
生鮮食品
情報
基本情報
正式名: 宇宙ステーション補給機「こうのとり」8号機(HTV8)
所有国:
日本国
打ち上げ: 2019(令和元)年9月25日01:05:05(
24日
@711)
ロケット:
H-IIBロケット8号機
発射台:
種子島宇宙センター大型ロケット発射場
吉信第2射点
打ち上げ時質量: (未定)
搭乗員: なし(無人)
国際標識番号: 2019-062A
沿革
2019(令和元)年9月25日01:05:05(
24日
@711)頃: 打ち上げ成功
2019(令和元)年9月28日20:13(@509): ISSのロボットアームによる把持
2019(令和元)年9月29日02:55(
28日
@788): ISSとの結合に成功
2019(令和元)年11月2日02:20(
1日
@763): ISSから分離
2019(令和元)年11月3日10:41(@111)頃: 第3回軌道離脱マヌーバを実施し、大気圏に再突入
2019(令和元)年11月3日11:09(@131)頃: 大気圏再突入(高度約120km)推定時刻
2019(令和元)年11月3日11:20(@138)〜2019(令和元)年11月3日11:52(@161)頃: 着水推定時刻
特徴
センサーの変更
今回から、「地球センサ」から「スタートラッカー」に変更された。
姿勢制御をするにあたり、宇宙空間は重力がないので何かしらの判断基準が必要となる。従来は地球の位置をみて自分の姿勢を判断していたが、今回は星の位置を見ることで姿勢制御をするようになった。この技術開発は、将来的に地球が見えないような場所での姿勢制御にも応用することが想定されている。
搭載機器等
主要な搭載品は次の通り。
補給キャリア与圧部搭載品(船内物資)
利用実験関連品
細胞培養装置追加実験エリア(CBEF-L)
小型衛星光通信実験装置(SOLISS)
惑星表面の柔軟地盤の重力依存性調査(Hourglass)
小型衛星放出機構(J-SSOD)と超小型衛星(CubeSat)
搭乗員関連品
生鮮食品
宇宙飛行士の生活用品等
補給キャリア非与圧部搭載品(船外物資)
ISS用新型リチウムイオンバッテリ
生鮮食品
次の生鮮食品がISSに搭乗する宇宙飛行士に届けられたとしている。
玉ねぎ(北海道産) ‐ 6、7号機に続き3回目
パプリカ(宮城県産) ‐ 7号機に続き2回目
ぶどう オーロラブラック(岡山県産) ‐ 今回初
ぶどう シャインマスカット(岡山県産) ‐ 7号機に続き2回目
温州みかん(愛媛県) ‐ 6、7号機に続き3回目
温州みかん(佐賀県) ‐ 6、7号機に続き3回目
生食が可能で、果汁の飛散などがなく、除菌が可能で、喫食後の食品残渣(≒ごみ)が少なめで、打ち上げの時期に調達でき保存性もよいものから選定されたという。
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