A種接地 |
辞書:科学用語の基礎知識 電気工事編 (NPOWC) |
読み:えーしゅせっち |
品詞:さ変名詞 |
接地のうち、高圧用の電気機械器具の金属製外箱、避雷器などに施すもの。またはその工事(接地工事)。
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概要 |
高圧や特別高圧などの高い電圧を使用する電気機器に対する接地である。
高電圧を使う電気設備において感電した場合、その殆どの場合で致命傷になる。僅かな漏電の感電でさえ、大きな損傷を免れない。
そこでA種接地工事では、接地抵抗値は10Ω以下を確保するように接地極用接地棒を埋設する。
特徴 |
接地線の抵抗値が低ければ低いほど感電時に人体に分流する電流が減ることから、その分、感電時の被害を低減できる。
大電圧・大電流を使う電気設備にあっては接地抵抗値の1Ωの違いでも大きな差となるためA種接地は高い性能が求められており、接地工事においては、太い接地線と、表面積が大きい接地極用接地棒が使用される。
接地線は直径2.6mm以上の軟銅線か、それと同等以上の強度を有するものを使用する。避雷針用の場合は断面積14mm2以上の電線を使用する。
接地棒は原則として地上より75cm以下の深さに埋設し、接地棒の周辺に鉄柱などの金属体が存在する場合はその底部より更に30cm以下の深さに埋設する。
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