ARM Cortex-A15
読み:アーム-コーテクス-エイフィフティーン
外語:ARM Cortex-A15
ARMv7命令セットのARMv7-Aプロファイルに準拠した、ARMにより設計されたプロセッサーコア。ARM Cortexのうち、Cortex-Aシリーズの一つ。
概要
ARM MPCoreマルチコア プロセッサ ファミリに属しており「ARM Cortex-A15 MPCore」とも記載があるが、シングルコアでも使用できる。クラスター構成となり、1クラスターあたり1コアから4コア、1チップあたり1クラスターまたは2クラスターとなる。
ARM Cortex-A15のコンセプトはハイエンドの高速性であり、アウトオブオーダー実行のスーパースケーラーが採用されている。
スマートフォンからサーバーまで幅広い用途が想定されているほか、ARMのbig.LITTLEアーキテクチャーにおいて、bigをARM Cortex-A15、LITTLEをARM Cortex-A7とする構成で利用される。
特徴
仕様
- 命令セット
- コプロセッサー
- NEON (SIMD命令セット) 対応
- VFPv4 対応
- 仮想化拡張機能
- ハードウェア仮想化
- Large Physical Address Extension (LPAE) 40ビットの物理アドレス空間(1Tiバイト)に対応する。
製品例
様々な製品がSoCとしてCortex-A15コアを含んでいる(順不同)。
- NVIDIA Tegra 4 (A15×4コア + GeForce GPU)
- Texas Instruments OMAP 5 (A15×2コア + M4×2コア + PowerVR SGX544MP2 GPU)
- TI OMAP5
- Exynos 5 Dual(Exynos 5250) (A15×2コア + ARM Mali-T604 GPU)
- HiSilicon K3V3
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