日本で実施されている検体検査の一つ。
末梢血液、鼻汁、喀痰などを採取し、血液学的な見地から血液の状態を検査するもの。
腫瘍、先天性疾患、免疫に関する疾患が疑われる場合に実施される。
なお、血液型検査などは、ここではなく免疫学的検査のカテゴリーとなる。
- D005 血液形態・機能検査
- D006 出血・凝固検査
- D006-2 造血器腫瘍遺伝子検査
- D006-3 Major BCR-ABL1 mRNA
- D006-4 遺伝学的検査
- D006-5 染色体検査
- D006-6 免疫関連遺伝子再構成
- D006-7 UDPグルクロン酸転移酵素遺伝子多型
- D006-8 サイトケラチン19(KRT19) mRNA検出
- D006-9 WT1 mRNA
- D006-10 CCR4タンパク(フローサイトメトリー法)
以下は、2016(平成28)年度の診療報酬点数表を基に、情報を書き加えている。点数等は原則として2年ごとに改定される。
D005 血液形態・機能検査
- 区分1 (9点、当該保険医療機関内の検査に限る)
- 区分2 (12点)
- 区分3 (15点)
- 区分4 (17点)
- 区分5 (21点)
- 区分6 (25点、+27点/特殊染色)
- 区分7 (40点)
- 区分8 (45点)
- 区分9 (49点)
- 区分10 (50点)
- 区分11 (60点)
- 区分12 (233点)
- 区分13 (250点)
- ターミナルデオキシヌクレオチジルトランスフェラーゼ(TdT)
- 区分14 (837点、+40点/特殊染色)
- 区分15 (2,000点/一連)
2014(平成26)年度と比して、区分14が値下がり(854点→837点)し、区分15が値上がり(1,000点→2,000点)した。
D006 出血・凝固検査
- 区分1 (15点)
- 区分2 (18点)
- 区分3 (19点)
- 区分4 (23点)
- フィブリノゲン半定量
- フィブリノゲン定量
- クリオフィブリノゲン
- 区分5 (25点)
- 区分6 (28点)
- 蛇毒試験
- トロンボエラストグラフ
- ヘパリン抵抗試験
- 区分7 (29点)
- 区分8 (50点)
- 区分9 (64点)
- 区分10 (70点)
- 区分11 (80点)
- フィブリン・フィブリノゲン分解産物(FDP)定性
- フィブリン・フィブリノゲン分解産物(FDP)半定量
- フィブリン・フィブリノゲン分解産物(FDP)定量
- プラスミン
- プラスミン活性
- α1-アンチトリプシン
- 区分12 (93点)
- 区分13 (100点)
- プラスミノゲン活性
- プラスミノゲン抗原
- 凝固因子インヒビター定性(クロスミキシング試験)
- 区分14 (116点)
- 区分15 (131点)
- 区分16 (134点)
- 区分17 (135点)
- 区分18 (136点)
- 区分19 (138点)
- 区分20 (141点)
- 区分21 (143点)
- 区分22 (155点)
- 凝固因子インヒビター
- von Willebrand因子(VWF)抗原
- 区分23 (165点)
- プラスミン・プラスミンインヒビター複合体(PIC)
- 区分24 (167点)
- 区分25 (170点)
- 区分26 (177点)
- 区分27 (178点)
- 区分28 (191点)
- 区分29 (193点)
- 区分30 (205点)
- 区分31 (229点)
- 凝固因子
- 第II因子
- 第V因子
- 第VII因子
- 第VIII因子
- 第IX因子
- 第X因子
- 第XI因子
- 第XII因子
- 第XIII因子
- 区分32 (233点)
- 区分33 (247点)
- プロテインC抗原
- トータルPAI-1(tPA・PAI-1複合体)
- 区分34 (255点)
- 区分35 (300点)
2014(平成26)年度と比して、幾つかの検査が値下がりしている。値下がりしていないものもあるため、区分が大きく変化している。
用語の所属
検査
検体検査
健康診断
関連する用語
血液検査
