経皮的動脈血酸素飽和度 |
辞書:科学用語の基礎知識 医学・用語編 (BMEDY) |
読み:けいひてき-どうみゃくけつ-さんそほうわど |
外語:SpO2: oxygen saturation by pulse oximeter |
品詞:名詞 |
動脈血酸素飽和度(SaO2)のうち、経皮的であるもの。
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概要 |
経皮的、つまり侵襲なしで、パルスオキシメーターによって計測されたものをいう。
SpO2(えすぴーおーつー)と呼ばれ、日本の医学界においては慣用的に「サチュレーション」という。
侵襲すなわち実際に採血して直接測定する方法(SaO2)とほぼ同じ値を示すため、通常は安全かつ手軽なパルスオキシメーターで計測する。
特徴 |
計測値 |
酸素飽和度であるため、0%〜100%の範囲である。
計測器にもよるが数値を2桁で表示するものが多く、加えて99%か100%かは誤差の範囲でしかなくその1の差に大きな違いはないため、99%以上の場合は「99」と表示する製品が多い。ゆえに理論上は0〜99の範囲で表わされる。
正常値 |
SpO2の理想値は96〜99%であるが、疾患により低下する。
これが90%以下になると酸素分圧(PaO2)が60mmHgを下回ったと予測できるため、呼吸不全の状態であると判断される。
リンク |
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