猫 |
辞書:科学用語の基礎知識 生物名・動物編 (BBNA) |
読み:ねこ |
外語:cat |
品詞:名詞 |
世界中で飼われている、ネコ科ネコ属の小型動物。
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情報 |
分類 |
最近の分類法では、次のように分類される。
哺乳綱より上の詳細な階層構造は哺乳綱参照
亜門と綱の間の上綱については諸説ある。
また、各分類群の間に、より細かい分類群を設けることもある。
イエネコ |
一般に猫という動物は、学名ではイエネコと呼ばれる。
イエネコは、元々は野生のヤマネコを家畜化したものとされており、その目的はネズミの捕獲にあったとされている。
現在では、単に愛玩用小動物として広く飼われており、人為的な品種改良もあり沢山の種類が存在している。犬と並び二大ペットとして愛玩されつづけている。
特徴 |
「猫」の範囲 |
家畜用の猫はネコ科ネコ属ヤマネコ種の亜種であるイエネコ種であるが、日本語で「猫」と呼んだ場合、より広い範囲を指すこともある。
イエネコだけではなく、広くヤマネコ種全体を含めたり、更に広く、虎やライオンなどを含めネコ科動物を全て含めて呼ぶこともある。例えば、沖縄の西表島に住むイリオモテヤマネコや、長崎県の対馬に住むツシマヤマネコは、イエネコとは属から異なるネコ科ベンガルヤマネコ属と考えられているが、これも一般には猫と呼ばれる。
由来 |
近年のDNA研究により、イエネコの原種は、中東の砂漠などに生息するリビアヤマネコであることが明らかとなっている。
米英独などの国際チームが2007(平成19)年6月29日の米科学誌サイエンス(電子版)に発表した結果によると、世界のイエネコ979匹のミトコンドリアDNAを解析、母親の系譜を調査した結果、約13万年前に中東の砂漠に生息していたリビアヤマネコが祖先であることが明らかになった、としている。
従来より、容姿等からリビアヤマネコが祖先だろうと考えられてきたが、遺伝子でそれが裏付けられたとして注目を集めた。
寿命や死因 |
野良猫の場合は4年程度とされる。飼い猫の場合は概ね10年程度、よく生きて15歳を超える猫も見られる。
飼い猫の死因として最も多いのは腎不全で、高齢猫の死因の8割以上が腎臓病であるとされる。
猫は元々乾燥地帯の動物であり(原種であるリビアヤマネコは砂漠の動物)、あまり水を摂らない。そして尿も高濃縮し水分を無駄に体外に排出しないようにしている。この特徴から、腎臓が痛みやすく腎不全になりやすいとされる。
猫に関する用語 |
俗にヤマト運輸株式会社の宅配便サービス、クロネコヤマトの宅急便の意として用いられる。これについては「黒猫」と記述することもある。
他に、猫に関する用語には枚挙に暇がない。
リンク |
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