犬 |
辞書:科学用語の基礎知識 生物名・動物編 (BBNA) |
読み:いぬ |
外語:dog |
品詞:名詞 |
哺乳類の一群で、愛玩用動物などとして世界中で広く飼われている。
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情報 |
分類 |
動物の階層は、現在は研究段階である。▼は未整理の階層。
哺乳綱より上の詳細な階層構造は哺乳綱参照
現在、犬として知られる動物は、狼の亜種と考えられている。
品種 |
人為的な品種改良により、今では数百品種が存在する。ゆえに犬ほど体型、毛色、行動などが富んだ動物は他にいない。
最小の犬はチワワで、肩高20cm前後。最大はアイリッシュ・ウルフ・ハウンドで、肩高86cm前後。
なお、尻尾の無い犬として知られ、近年日本でも良く飼われるようになったコーギー犬だが、この犬種にも実際には尻尾がある。販売される前、生まれてすぐの段階で尾を人為的に「切断」(凄く痛そう)されている。先天的に尻尾が無い品種は、今のところ存在していないようである。
特徴 |
由来 |
イヌ科の動物は、約5000万年前に誕生した陸生肉食獣の祖先ミアキス上科から進化した。ミアキスは猫などとの共通の祖先でもある。
家畜としての犬の始まりは、イヌ科の野生種だった狼が人に飼い慣らされたところから始まる。その原種はタイリクオオカミの何らかの亜種と考えられているが、定かではない。
その後の品種改良もあり、元々の狼とは似ても似つかない姿の生き物が次々と産み出された。
用途の分類 |
犬は、単にかわいがるために飼われ始めた訳ではもちろんなく、仕事に使うことを目的として飼われ始めた。
従って人間の用途により、幾つかの型に分けられて品種づけられている。
その他も続々と開発されている。
染色体 |
犬の染色体は78本(2n)で、38対の常染色体と1対の性染色体からなる。
なお、この特徴は狼はじめイヌ属に共通しており、このため異種交配が可能である。
但しこれらイヌ属の各種は、それぞれ生息域を異にしており、実際に交配することは殆どない。
生態 |
汗腺と舌 |
人間の場合、暑い時には汗腺から汗を出して体を冷やす。
犬は汗腺が少ないため、体を冷やすために舌を出し唾液を蒸散させることで体温を調節する。
視覚 |
動体視力は優れているが、色覚はどうやら持っていないらしい。
嗅覚 |
犬の嗅覚は、人間の数千倍から数万倍とされる。
警察官などとしても犬は活躍している。
消化器官 |
犬は肉食獣なので腸管は肉の消化に適した構造をしている。
その他、犬は比較的長い腸を持ち植物性の食物の消化もある程度可能である。肉食獣だが、盲腸を持っている、
なお、犬の肝臓はアルコールを分解する能力が低いため、人間と比して少量の酒でも急性アルコール中毒となる可能性が高い。
補足 |
かつてフットワークが宅配便業をしていた頃、これは「犬」と呼ばれた。
一般的な犬の例1
一般的な犬の例2
一般的な犬の例3
一般的な犬の例4
リンク |
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