急性膵炎 |
辞書:科学用語の基礎知識 医学・情報編 (BMEDI) |
読み:きゅうせいすいえん |
外語: |
品詞:名詞 |
膵臓に生じた、急性の炎症。
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概要 |
膵臓で作られる膵液はそれ単体では機能せず、十二指腸で胆汁と混合して活性化され消化液となる。
しかし何らかの理由により膵臓内に貯留する膵液が活性化されると、酵素によって自分(膵臓)自体を消化してしまう。もって、膵臓、および他の主要な臓器に炎症や障害を引き起こす。これが急性膵炎である。
軽症なら短期で軽快するが、重傷なら多臓器不全で死に至ることもある。
特徴 |
病因 |
飲酒、胆石で計6割を占める。突発性だが原因不明なものも2割程度ある。
血中中性脂肪が高い高脂血症で誘発される例も知られる。
治療 |
膵臓の安静。
飲酒はもちろん、飲水や食事でも膵液の分泌を促してしまい膵炎を悪化させるので、絶飲絶食を原則とする。
急性膵炎では、炎症により血中から水分が抜け血液循環が悪化する症状が見られる。そのまま絶飲とすると脱水状態がさらに悪化するので、リンゲル液などの輸液により水分を補給することになる。
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