小麦
読み:こむぎ
外語:wheat
イネ科の一年草。その種子もまた小麦と呼ばれ、
小麦粉
の原料となる。
目次
情報
分類
旧階層
新エングラー分類法
クロンキスト分類法
特徴
穀物
粒の構造
情報
分類
▼はAPG分類法における階層で、従来の階級にないもの。
ドメイン
:
真核生物
Eukaryota
界:
植物界
Plantae
門:
被子植物門
Angiosperm
▼: 単子葉類 monocots
▼: ツユクサ群 commelinids
目:
イネ目
Poales
科:
イネ科
Poaceae
クレード: BEP clade
亜科: イチゴツナギ亜科 Pooideae
連: コムギ連 Triticeae
属: コムギ属 Triticum
種: コムギ aestivum
旧階層
古い分類法での階層構造は次の通り。
新エングラー分類法
門:
被子植物門
Angiospermae
綱:
単子葉植物綱
Monocotyledoneae
目: イネ目 Graminales
科: イネ科 Gramineae
クロンキスト分類法
門: モクレン門 Magnoliophyta
綱: ユリ綱 Liliopsida
亜綱: ツユクサ亜綱 Commelinidae
目: カヤツリグサ目 Cyperales
科: イネ科 Gramineae
特徴
穀物
世界三大穀物の一つで、
穀物
としては最大の生産量を持っている。
水が少なくても育つため、乾燥地帯での栽培に適している。
世界各国で食料用として栽培されている。日本でも同様だが、国内で消費される小麦の殆どは輸入。
世界で最も多く小麦を栽培するのは支那だが、日本が輸入するのは主として米国が約6割、オーストラリアとカナダが約4割でほぼ全てで、それ以外からの輸入は誤差の範囲内である。
粒の構造
収穫される小麦の粒は、小麦の種子である。
この種子は、次のように三つの構造からなる。
胚乳 (全体の約83%) ‐ 通常、
小麦粉
にする部分。澱粉と蛋白質が主成分
表皮 (全体の約15%) ‐ 小麦の外皮。「ふすま」として、ミネラル、繊維質を補給する飼料や健康食品等に使う
胚芽 (全体の約2%) ‐ 胚のことで、やがて芽になる場所。ビタミンやミネラルなど多くの栄養を含む
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