被子植物門
読み:ひし-しょくぶつ-もん
種子植物のうち、全ての被子植物が属する門。新エングラー分類法、クロンキスト分類法、APG分類法のいずれにも存在するが、クロンキスト分類法ではモクレン門ともいう。
情報
分類
- ドメイン: 真核生物 Eukaryota
- 界: 植物界 Plantae
- 門: 被子植物門 Angiosperm
被子植物門は、分類法により名前が次のように変遷している。
- Angiospermae 新エングラー分類法
- Magnoliophyta クロンキスト分類法
- Angiosperm APG分類法
綱
綱の階層構造は、新エングラー分類法とクロンキスト分類法で有効。APG分類法は綱の分類階層を用いていない。
- 新エングラー分類法
- クロンキスト分類法
- モクレン綱 Magnoliopsida
- ユリ綱 Liliopsida
特徴
種子
全ての被子植物は種子植物である。
同じ種子植物である裸子植物との違いは、胚珠が子房や花などにより被われている点である。
分類法での差
新エングラー分類法とクロンキスト分類法では、被子植物門は大きく二綱に分けられている。
対して現在のAPG分類法では、初期の被子植物から原始的な双子葉植物が分岐し、継いで単子葉植物が分岐した、残りが真性双子葉植物である、としている。このため、単子葉植物は一群と見なせるが、双子葉植物は様々な由来のものが混在していることになる。
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