匁
読み:もんめ
外語:Momme
日本の伝統的な度量衡、尺貫法における重量の単位の一つ。
概要
匁は衡(質量)の基準である。かつての1文銭の重さ(目方)から「文目」という単位が生まれ、これを匁と書くようになった。
また、当時は1文銭1000枚を紐で貫いて使う習慣があり、この重さを1貫匁、1貫目あるいは1貫と呼んでいた。つまり1000匁が1貫である。
特徴
メートル法との換算が必要となり、明治期に度量衡法(明治24年法律第3号)が作られ、1匁=3.75gが定められた。
1文銭の重さ1匁は、現在も5円硬貨の質量として受け継がれている。
現在では法律で商取引や公的証明では使用禁止になっているが、今も真珠の重さの単位として国際的に用いられており、現行の計量法(平成4年法律第51号)でも真珠の質量用途にのみ利用が許可されている。
再検索