レキソタン |
辞書:科学用語の基礎知識 薬学・精神薬編 (BPHARM) |
読み:レキソタン |
外語:Lexotan |
品詞:商品名 |
ブロマゼパムを成分とするマイナートランキライザーで中期作用型精神神経用剤(抗不安薬)。
開発元はF・ホフマン=ラ・ロシュ。日本での製造元は、錠剤は中外製薬工業(元日本ロシュ)、散剤は武州製薬。販売はエーザイ。
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薬品の特徴 |
1%細粒、1mg錠、2mg錠、5mg錠、がある。錠剤は全て素錠。
製品 |
成分・添加物 |
規制区分 |
本剤は向精神薬であるため、2002(平成14)年3月18日厚生労働省告示第九十九号により、投与量は一回につき14日分が限度となる。
効果・効能 |
神経症による強迫/恐怖および不安、鬱病による不安/緊張などに効果がある。
他に筋弛緩作用、抗痙攣作用、抗不安作用などがある。
抗痙攣作用5/6、筋弛緩作用5/6。
通常は2mgが処方される。2mgでの効果はそれなりだが、5mgになると強力に作用する。脱力しながらも覚醒する感覚はコカインに似ているといわれる。
特徴 |
このジャンルの薬には他にデパスがあり人気を二分するが、こちらはデパスと違って眠くなりにくい。
そのため効き目が実感しにくいが、これがレキソタンのメリットの一つである。
大脳の思考や計算や言語を司る大脳新皮質への影響が少ないため、服用中の行動が制限されない。
薬効薬理 |
他のBZPと同様、不安や緊張を除き、心を落ち着かせる働きがある。
副作用で、鎮静・催眠作用、筋弛緩作用(脱力)による肩こり腰痛の緩和、痙攣の緩和などがある。口渇、食欲不振なども数%の率で起こりうるとされる。
GABAニューロンのシナプス後膜に存在する「ベンピン受容体」に結合し、抑制性のニューロンの神経伝達物質として働く。こうして、不安や緊張を除き、心を落ち着かせる働きがある。
剤形 |
1mg/2mgが割線入り白色錠で、5mgが割線入り薄黄赤色錠である。
散剤は白色である。
表
裏
包装は、錠剤はPTP 100T、PTP 500T、バラ500Tがあり、細粒は100gと500gがある。
風味等 |
不明。
名称の由来 |
不明。
姉妹品・後発品 |
リンク |
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