メチシリン
読み:メチシリン
外語:Methicillin

 ペニシリン系抗生物質の一つで、β-ラクタム剤の一つ。
目次

概要
 細菌細胞細胞壁の合成を阻害する事で死に至らしめる働きがある。

特徴
 ペニシリンと微妙に分子形状が違うため、ペニシリン耐性菌にも効果がある。ペニシリン耐性菌が作る酵素には捕まらないが、細胞壁を作る酵素には上手くはまるので、細胞は細胞壁が作れなくなり、溶菌を起こし死滅する。
 しかし1961(昭和36)年にイギリスでメチシリン耐性菌であるMRSAが臨床分離され、その後世界中に蔓延した。
 現在の日本では、あまり使われていない。

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