ペンタクォーク |
辞書:科学用語の基礎知識 素粒子・名称編 (NPARTN) |
読み:ペンタクォーク |
外語:pentaquark |
品詞:名詞 |
クォークと反クォーク合わせて5個からなるバリオン。現時点では、明確な存在が確認されていない素粒子である。
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概要 |
通常存在する、バリオンはクォーク3個、中間子はクォークと反クォークの対で構成される。
対して、ペンタクォークの場合は、クォークと反クォークが合わせて5個で構成される。
ペンタクォークはバリオンであるため、クォークと反クォークの数はバリオン数が1になる条件が求められる。クォーク5個という条件内では、クォーク4個と反クォーク1個のみが許される。
特徴 |
候補 |
次のようなものが候補としてあげられている。
Θ+粒子 |
まず最初に存在が予言されたものが、Θ+粒子だった。
Θ+粒子は「uudd ̄(s)」で構成されると言われており、ここからバリオン数、ストレンジネスは共に+1であることが分かる。
これは理論物理学者ドミトリー・イゴーレビッチ・ディヤコノフらにより予言されたものの、未だ明確な存在が確認できていない。2003(平成15)年7月に大阪大学核物理研究センターがSPring-8を使いそれらしき粒子を発見したと発表したが、追試には成功していない。
またΘ+粒子以外にも理論上は有り得るが、それらもまだ発見や存在の予言などはなされていない。
リンク |
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