フランシウム
読み:フランシウム
外語:Francium

 銀白色の金属元素の一つ。
目次

情報

基本情報

一般情報

原子情報

物理特性

同位体
 質量数は、199から232までが確認されており、その中に核異性体も存在する。
 安定同位体は存在しない。全ての同位体が放射性同位体で、かつ半減期も短い。
 崩壊の種類については一例。これとは異なる崩壊をすることもある。
同位体核種天然存在比半減期崩壊崩壊後生成物
199Fr   
200Fr α崩壊196At
201Fr α崩壊197At
202Fr α崩壊198At
203Fr α崩壊199At
204Fr α崩壊200At
205Fr α崩壊201At
206Fr β+崩壊206Rn
α崩壊202At
207Fr α崩壊203At
208Fr α崩壊204At
209Fr α崩壊205At
210Fr3.18分α崩壊206At
β+崩壊210Rn
211Fr3.10分α崩壊207At
β+崩壊211Rn
212Fr20.0分β+崩壊212Rn
α崩壊208At
213Fr34.6秒α崩壊209At
β+崩壊213Rn
214Fr5.0ミリ秒α崩壊210At
215Fr86ナノ秒α崩壊211At
216Fr0.70μ秒α崩壊212At
EC崩壊216Rn
217Fr16μ秒α崩壊213At
218Fr1.0ミリ秒α崩壊214At
219Fr20ミリ秒α崩壊215At
220Fr27.4秒α崩壊216At
β崩壊220Ra
221Fr4.9分α崩壊217At
β崩壊221Ra
14C核放射207Tl
222Fr14.2分β崩壊222Ra
223Fr22.0分β崩壊223Ra
α崩壊219At
224Fr3.3分β崩壊224Ra
225Fr4.4分β崩壊225Ra
226Fr49秒β崩壊226Ra
227Fr2.47分β崩壊227Ra
228Fr β崩壊228Ra
229Fr β崩壊229Ra
230Fr β崩壊230Ra
231Fr β崩壊231Ra
232Fr β崩壊232Ra

性質
 233Frはアクチニウム系列224Frはトリウム系列221Frはネプツニウム系列の崩壊生成核種である。

特徴

安全性

適用法令

危険性

有害性

環境影響

発見
 1939(昭和14)年、フランスの物理学者マルグリット・ペレー(Marguerite Catherine Perey)がアクチニウム系列の崩壊生成核種として233Frを発見した。
 化学名Franciumは、発見者の母国である「フランス」から付けられた。

主な化合物
 次のような化合物が存在するらしい。

前後の元素
 
 86 ラドン ‐ 87 フランシウム ‐ 88 ラジウム

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