テトラサイクリン |
辞書:科学用語の基礎知識 薬学・一般薬編 (BPHARI) |
読み:テトラサイクリン |
外語:TC: tetracycline |
品詞:名詞 |
テトラサイクリン系抗生物質、抗菌剤の一つ。
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情報 |
基本情報 |
テトラサイクリン
誘導体、関連物質の例 |
概要 |
放線菌の培養液から得られた抗生物質である。
オーレオマイシンとテラマイシンが環状構造を持ち、そして双方共に環が4つ並んだ共通の構造を持つことから、共通母核がテトラサイクリンと命名された。
現在では幾種類かのテトラサイクリン類が開発されている。
特徴 |
薬効 |
細菌の蛋白質合成を阻害することで静菌作用を示す。
この抗生物質は抗菌スペクトルが広く、グラム陽性菌・グラム陰性菌、リケッチア、クラミジア、マイコプラズマ、放線菌、アクチノミセスなどに有効である。
用法、用量 |
一日摂取許容量(ADI)は0.003mg/kg体重/日とされる。
副作用など |
副作用として、乳幼児や小児に使用すると歯牙の黄染着色や一過性の骨発育不全が生じる。
規制区分 |
乳、畜肉の一部、鶏卵に0.1ppm〜1.2ppmまで残留が許可されているが、それ以外の食品は「残留してはならない」とされている。
製品 |
現在ではゾロが多数存在する。
今では、テトラサイクリン系として、テトラサイクリンの誘導物質などを使うものが多い。
リンク |
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