ジュール熱
読み:じゅーるねつ

 電気抵抗がある電気導体電流を流した時に発生する熱エネルギー。単位は[J](ジュール)。
目次

概要
 単位時間あたりのジュール熱は消費電力であり、消費電力に時間を掛けたものがジュール熱である。
 抵抗R〔Ω〕の物体にI〔A〕の電流をt秒間流したときに発生するジュール熱Q〔J〕は、次の式で表わされる。
 Q = RI2t
 これをオームの法則V=RIに当てはめると、次のように表現できる。
 Q = RI2t = VIt = (V2/R)・t

特徴
 ジュール熱は抵抗に流す電流の大きさによって制御することができるため、古くからよく使われてきた。
 電気アイロン、電気こたつ、あるいは電気炊飯器といった熱を利用する電気機器は、大抵ジュール熱を用いている。
 家電製品で使われている「ガラス管ヒューズ」なども、過電流で中の細い電気導体が溶解することを利用している。

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