イソ |
辞書:科学用語の基礎知識 化学物質構造編 (NSUBYS) |
読み:イソ |
外語:iso- |
品詞:造語用接頭語 |
炭化水素で、途中に枝分かれがあるものに付けられるIUPAC接頭語。
isoは「同じ」という意味であり、同じようなもの(しかし実際はどこかが違う)という意味で区別する場合にも用いられる。
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概要 |
例えばオクタンなら、C-C-C-C-C-C-C-Cと直鎖であるものが「オクタン」(あるいはノルマルオクタン)で、それ以外の、枝分かれがある異性体は全て「イソオクタン」である。
但し、イソは別の化合物の性質を持ってしまうため、実際には違う名前がつけられることが多い。
特徴 |
IUPACの命名基準では、まず一番長い直鎖を考え、その炭素に対して末端から番号を振って、枝分かれした番号と個数から名前を決める。
例えばC-C(-C)2-C-C(-C)-Cの場合を考えると、C-C-C-C-Cが最長なのでペンタンであり、2番目、2番目、4番目で合計3個の枝分かれがあるのでトリ[tri-]が付き、更にそれぞれがCH3のメチル基になっているので、この分子は「2,2,4-トリメチルペンタン」となる。
因みに直鎖のオクタンはオクタン価0であるが、2,2,4-トリメチルペンタンはオクタン価100である。
リンク |
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