アルビオン
読み:アルビオン
外語:Albion
1992(平成4)年にハワイ大学のD・ジューイット、カリフォルニア大学バークレイ校のJ・ルーらによって発見された、最初の
太陽系外縁天体
(
エッジワース・カイパーベルト天体
)。
目次
概要
基本情報
観測情報
物理的情報
衛星
特徴
概要
基本情報
符号
識別符号: 1992 QB
1
小惑星番号: 15760
分類
太陽系外縁天体
軌道の種類
エッジワース・カイパーベルト
(キュビワノ族)
観測情報
軌道要素は、紀元JD 2458600.5(2019(平成31)年4月27日)。
発見
発見日: 1992(平成4)年8月30日
発見者
D・ジューイット (ハワイ大学)
J・ルー (カリフォルニア大学バークレイ校)
公転軌道
半径
:
軌道長半径(a): 43.779au
近日点距離(q): 40.804au
遠日点距離(Q): 46.753au
離心率
(e): 0.0679
公転周期
(P): 289.67年
軌道傾斜角(i): 2.1828°
位置
近点引数
(ω): 4.49°
昇交点黄経
(Ω): 359.36°
平均近点角(M): 19.05°
物理的情報
規模
平均直径: 110km〜160km程度
質量
: 9×10
17
kg未満
密度
: 1.0g/cm
3
未満
移動速度等
自転周期
: (該当資料なし)
衛星
なし。
特徴
太陽から40au〜50auを円に近い軌道で公転している。
発見当時、
冥王星
に続く第十惑星の発見か、と話題となった。しかし
惑星
と呼ぶには小さすぎた。更に翌年「1993 FW」が発見されて以降、同様の天体が続々と発見されたこともあり、これによって冥王星が惑星から
準惑星
に降格になるという珍事をもたらした。
天体名アルビオンは、イギリスの詩人ウィリアム・ブレイクによる神話的創作から命名された。また、キュビワノ族というグループに分類されたが、これは長く仮符号1992 QB
1
と呼ばれたため、QB1の語尾に-oをつけた造語としてcubewanoと命名されたことが由来である。
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