アポロ13号
読み:アポロじゅうさんごう
外語:Apollo 13
アメリカの月探査機。人類を月に到達させる宇宙船となる予定だったが、事故のため着陸は中止された。ミッション名AS-508。
探査機の情報
- 打ち上げ: 1970(昭和45)年4月12日04:13:00(JST)(11日@842)
- ロケット: Saturn-V
- 発射台: ケネディ宇宙センター 第39発射施設群 A発射台
- 質量: 28945kg(CSM)
- 搭乗員
- James Arthur Lovell, Jr. (船長)
- John Leonard Swigert, Jr. (司令船パイロット)
- Fred Wallace Haise, Jr. (月着陸船アクエリアス号パイロット)
- 国際標識番号: 1970-029A
特徴
事故
アポロ13号は、人類を月面に運ぶ3回目の任務を与えられた宇宙船で、嵐の海 フラ・マウロ高原に着陸する予定だった。
しかし月への着陸を開始する前に機械室の酸素タンクが爆発、その影響で他システム(電力や酸素供給)に障害を与えたため、止むなく月着陸任務は中止された。
宇宙
3人の飛行士はヒューストン管制センターからの指示で、月着陸船アクエリアス号に避難、司令船オデッセイ号の電力や酸素、燃料を節約することとした。
なぜなら地球大気圏突入は司令船で行なうので、それまで残しておかねばならなかったからである。
地球への緊急帰還のためには軌道修正も必要だったが、月着陸船の姿勢制御エンジンでこれを実現した。こうして月を周回して地球に向かい、飛行士たちは1970(昭和45)年4月17日、奇跡的に無事の帰還を果たしたのである。ちなみにこの事件は映画にもなった。
帰還
アポロ13号は、142時間54分41秒の任務経過後の1970(昭和45)年4月18日03:07:41(JST)(17日@797)に、太平洋に着水した。
着水地点は西経165°22′、南緯21°38′、アメリカ領サモアの南東で、待機していた救助船USSイオージマから4マイル(6.4km)の距離だった。
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