遅れ力率
読み:おくれ-りきりつ

 力率の悪化のうち、電圧より電流の位相が遅れている状態。

概要
 典型的な工場などでは、電力消費の大半がモーターの駆動とされている。
 モーターのような誘導性負荷では、電圧の位相に対して電流の位相の遅れが生じ、このため力率が低下(電圧と電流の位相差が拡大)しやすい。
 この改善のため、進相コンデンサーを用いて電流の位相を進めることで、力率を改善することができる。

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