解の公式
読み:かいのこうしき

 方程式を解くための方法の一つ。二次から四次まで存在する。
目次

二次方程式
 二次方程式aX2+bX+c=0 (a,b,cは任意の数。但しa≠0)の式の解は、X=(-b±√(b2-4ac))/2aで求められる。これは古くから知られていて、その発見者は不明である。
 
 この二次方程式の解の公式の証明は次の通りである。
  1. aX2+bX+c=0
  2. aX2+bX=-c
  3. 4a2X2+4abX=-4ac
  4. 4a2X2+4abX+b2=b2-4ac
  5. (2aX+b)2=b2-4ac
  6. 2aX+b=±√(b2-4ac)
  7. X=(-b±√(b2-4ac))/2a

三次方程式
 三次方程式の解の公式は1535(天文4)年にイタリアの科学者タルターリアが発見した。

四次方程式
 四次方程式の解の公式は1545(天文14)年にイタリアの数学者カルダーノが発見した。

五次方程式以上
 五次方程式以上の解の公式は存在しない。これはノルウェーの数学者アーベルにより、1824(文政7)年に証明された。

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