笹原宏之著「国字と位相」によると、「江戸時代後期に蘭医の宇田川榛齋(玄眞。1769-1834年)が訳に用いた造字・造語で自ら使用した文字(著者のいう個人文字)である(中略)1805年『西〓醫範提綱釋義』「題言」には次のように記してある。(中略)腎腺(下略)」とある。造字者、造字時期が明らかになっている数少ない国字である。