糊 |
辞書:科学用語の基礎知識 化学物質用語編 (NSUBY) |
読み:のり |
外語:glue |
品詞:名詞 |
物を張り付けたり、布を固めて形を整えたりするのに使う、粘り気のある物質のこと。
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概要 |
広義で糊は、接着剤のこと。
古くから「デンプンのり」として米、小麦、芋など澱粉(βデンプン)を含む穀物を水で煮て糊化させ、αデンプンとしたものに粘着性があることが知られており、また乾燥すると固化してβデンプンへと戻る。これを「デンプンのり」という。
そこで、古くから接着剤、あるいは木綿や麻の洗濯仕上げ糊として用いてきた。
特徴 |
デンプンのりは、澱粉であることから、腐敗してしまうという弱点がある。
そこで現在は、ポリビニルアルコール(PVA)など、様々な種類の合成糊がよく使われている。
なお、糊がつくのは、糊と物との間の摩擦力と大気圧のためである。
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