石灰岩 |
辞書:科学用語の基礎知識 化学物質用語編 (NSUBY) |
読み:せっかいがん |
外語:limestone |
品詞:名詞 |
炭酸カルシウム(CaCO3)を主たる構成成分とする鉱物。石灰石とも。
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概要 |
鉱物として得られる炭酸カルシウムの結晶系には、六方晶系の方解石型、斜方晶系のアラゴナイト型(霰石型、アラレ石型)が見られる。
地上に近いものは方解石型、地下深い高温高圧下ではアラゴナイト型になる。アラゴナイトも地上に露出すると、徐々に方解石へと転移することが知られている。
このため炭酸カルシウムの結晶は多くが方解石型である。方解石がマグマの熱を受けから再結晶したものを結晶質石灰岩といい、これが一般に「大理石」と呼ばれている。
特徴 |
用途 |
工業的には鉄鉱石、コークスと混合して鉄を精錬するのに使う。ここでは不純物の除去のために使われている。また、セメントを作るのにも使われている。
実験室的にはフラスコに入れた後希塩酸を注ぎ二酸化炭素を発生させるのによく使われる。
放射性物質 |
花崗岩程ではないが、不純物中に自然放射能としてカリウム40(40K)、ウラン238(238U)系列核種、トリウム232(232Th)系列核種などの放射性物質を微量に含んでいるため、放射能がある。
リンク |
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