直流家電 |
辞書:科学用語の基礎知識 工学系技術編 (NENGI) |
読み:ちょくりゅうかでん |
品詞:名詞 |
直流(DC)で動作する家電。家庭内の電化製品で、電源を、現在使われている交流(AC)から直流(DC)に置き換えたもの。DC家電とも。
概要 |
将来的に家庭での太陽光発電や燃料電池などが普及すると予想されるが、ここで発電される電気は直流である。
現在は、これを「パワーコンディショナー」と呼ばれる装置でAC100V(日本の場合)に変換して家庭内に給電している。しかし、直流を交流にする際には損失が生じるため非効率である。
HEMS(家庭用エネルギー管理システム)も合わせて普及するようになると、10%程度あるとされる電力ロスを抑えるため、直流をそのまま使おうという動きが出てきた。各部屋に付けられるアウトレット(コンセント)も含めて直流化する「直流給電」が検討されており、これにともない使用する電化製品も直流化し、ここで使われる家電が直流家電ということになる。
ただし、何ボルトで利用するのかといった事はまだ家電メーカー間で詰められておらず、仕様は今後の動向に応じて決まっていくと見込まれる。最も有力なのは、パナソニックなどが提案するDC48Vである。
リンク |
通信用語の基礎知識検索システム WDIC Explorer Ver 7.04a (27-May-2022) Search System : Copyright © Mirai corporation Dictionary : Copyright © WDIC Creators club |