玄米 |
辞書:科学用語の基礎知識 生物名・植物編 (BBNP) |
読み:げんまい |
外語:unpolished rice |
品詞:名詞 |
籾殻(もみがら)を取っただけの、まだ精米して白米になっていない米のこと。
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概要 |
玄米の表層は糠の層に被われており、また胚の部分には胚芽が付いている。これから糠層と胚芽を取り去ったものを精白米という。
大昔は玄米として食べられていたが、しかし糠層と胚芽がついたままでは食べにくく風味も落ちるため、昔の人たちは米を精白米にして食べるようになり、現在に至っている。
特徴 |
利点 |
胚芽部分にビタミンなどが含まれ、白米よりも栄養価が高い。また食物繊維も豊富である。
このため、例えば昔の日本海軍も壊血病を防止するために敢えて玄米を食べていたとされる。
問題点 |
玄米の胚芽にはミネラルが多く含まれるが、玄米の摂りすぎはミネラル不足を招く。このため、摂りすぎは疾病を招き、短命になる恐れが指摘されている。
これは、玄米の胚芽や表皮に、強力な排泄作用を持つフィチン酸が含まれるためである。毒素を排泄するため病気を治す作用があり大腸ガンの予防にも効果的とされているが、同時にミネラルも排泄してしまう。
このため、玄米を長く続けすぎると、必須微量元素を含むミネラルが欠乏することになる。
リンク |
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