牛海綿状脳症 |
辞書:科学用語の基礎知識 医学・情報編 (BMEDI) |
読み:ぎゅう-かいめんじょうのう-しょう |
外語:BSE: Bovine Spongiform Encephalopathy |
品詞:名詞 |
プリオン病の一つで、一般に「狂牛病」と呼ばれている牛の病気。現在は英語の略称でBSEと呼ばれている。
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病態 |
1986(昭和61)年に英国で発見された病で、発症した牛は脳を冒され、歩くこともままならなくなり死亡する。
この時の脳を顕微鏡で見ると、スポンジのように穴だらけになっているため、海綿状脳症と呼ばれている。
日本でも牛海綿状脳症に罹患した牛が続々と発見されており、大問題となっている。
アメリカでは情報が隠蔽され、正確な情報が流れないようになっていて、国際的に大問題となっている。
病因 |
病原体はプリオンとよばれる蛋白質であるが、これは冷凍しても加熱してもびくともしないタチの悪いものである。
元々はスクレイピーという羊の脳の病気が200年以上も昔から知られており、原因はやはりプリオンであった。かつて英国では牛の餌に羊の肉を混ぜて与えていたため感染したと言われているが、これとは全く別に突然変異で発生したという説もある。何れにしても真の発生原因は不明である。
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