梔子
読み:クチナシ
外語:japanese gentian

 アカネ科の常緑低木。園芸の他、様々な用途のために栽培されている。
目次

情報

分類
 ▼はAPG分類法における階層で、従来の階級にないもの。

旧階層
 新エングラー分類法ではリンドウ目だった。クロンキスト分類法でアカネ目となったが、APG分類法では再びリンドウ目に戻されている。

新エングラー分類法

クロンキスト分類法

生態
 花期は初夏。6弁の白いを付け、これが徐々に黄色に変わっていく。
 秋に赤い実を付ける。

特徴
 花はジャスミンに似た強い芳香を放ち、観賞用として広く植えられている。
 実は様々な用途がある。乾燥果実は黄色の着色料になり、発酵果実は青の着色料となる。これはクチナシ色素として広く使われており、沢庵や和菓子を黄色に染めるために古くから使われてきた。
 またこの実は山梔子という生薬としても使われており、緩下、胆汁分泌促進による黄疸の治療、鎮痛、血圧降下などの効果効能がある。

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