塩 (科学)
読み:えん
酸と塩基が結合したもの。この意味での塩は、「しお」ではなく「えん」という。
概要
我々が普段口にしている食塩も日常は塩と書き「しお」と呼ぶが、これも塩化ナトリウム(NaCl)という塩(えん)の一つである。
塩にも、酸性、中性、アルカリ性が存在する。
また分子中に酸のHや塩基のOHが残っているかどうかで、酸性塩、正塩、塩基性塩に分けることができる。
特徴
主な塩に、次のようなものがある。
- 強酸と強塩基の塩は中性
- KNO3 (硝酸カリウム) 7757-79-1
- Na2SO4 (硫酸ナトリウム) 7757-82-6
- CaCl2 (塩化カルシウム) 10043-52-4
- 強酸と弱塩基の塩は酸性
- NH4Cl (塩化アンモニウム) 12125-02-9
- CuSO4 (硫酸銅) 7758-98-7
- ZnCl2 (塩化亜鉛) 7646-85-7
- 弱酸と強塩基の塩はアルカリ性
- K2S (硫化カリウム) 1312-73-8
- CH3COONa (酢酸ナトリウム) 127-09-3
- K2CO3 (炭酸カリウム) 584-08-7
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