国鳥
読み:こくちょう
外語:national bird

 国の象徴として定められた鳥のこと。
目次

概要
 国旗国歌と同様に、その国を象徴するものとされる。
 国花などと比べると、定めている国は少ない。

特徴

日本の国鳥
 日本では雉(キジ)。理由は、繁殖力が強く、美しく、そして美味しいからとのことである。
 1947(昭和22)年に日本鳥学会が指定したものだが、これを定めた法律などはなく、慣習による。
 現時点では、ニッポニア・ニッポンの学名で知られる(トキ)は国鳥の指定がない。
 このほか、各県で県鳥が定められている。

世界
 知られる範囲では、次のような国が国鳥を定めている(各地域ごとに50音順)。

アジア、太平洋

アフリカ大陸

欧州

アメリカ

扱い
 国鳥などと大仰な呼び方をすると、法律などで手厚く保護されていそうではある。が、現実には、必ずしもそうではない。
 日本では法制化されていないのみならず、雉は狩猟鳥であり、毎年数十万頭が狩られている鳥であり、美味しいので人気がある。
 オーストラリア連邦では国鳥エミューはありふれた料理であり、フランスの国鳥である鶏は家禽である。

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