卵巣 |
辞書:科学用語の基礎知識 生物学・器官名称編 (BBORGN) |
読み:らんそう |
外語:ovary |
品詞:名詞 |
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概要 |
雄性の精巣に対して卵巣という。精巣とは違って卵巣は腹部に存在する。
人間であれば腹部中央には子宮があり、その左右に一対存在している。
特徴 |
機能 |
脊椎動物では、エストロゲン(女性ホルモン)を分泌する役割と、卵子を造る役割がある。
卵胞からは卵子とホルモン、黄体からはもホルモンが分泌される。
構造 |
哺乳類の卵巣は、卵胞と呼ばれる構造が多数存在し、それぞれが卵細胞を包んでいる。
卵細胞を放出した後の卵胞は黄体に変化し、その後もホルモンを分泌し続ける。
卵胞からは卵胞ホルモンのエストロゲン、黄体からはエストロゲンの他に黄体ホルモンのプロゲステロンが分泌される。
魚の卵巣 |
有毒なものを除き、殆どの魚の卵巣(魚卵)は食用となる。
ニシンの卵巣はカズノコ、タラの卵巣はタラコ、鮭などサケ科の卵巣は筋子、筋子を粒にばらしたものをイクラ、という。
また、鰡(ボラ)の卵巣を調理した食品としてカラスミがある。
鰒(フグ)の卵巣にはテトロドトキシンが多いため、そのままでは食べることができない。
リンク |
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