内用薬
読み:ないようやく
経口投与で用い、胃腸から吸収させて効果を期待する薬。経口薬、内服薬、飲み薬。
概要
錠剤や散剤、あるいはカプセルなど、様々な剤形の飲み薬をいう。
飲んだ薬は、他の食品などと同様に腸管より吸収され、循環系へと入る。但し、服用した薬が全てそのままで体内に入るわけではない。
- 消化管の酵素で分解されてしまうことがある
- 吸収されにくい薬は、わずかしか腸管より吸収されず、大半は大便として排泄されてしまう
- 腸管から無事に吸収されても、まず門脈を通って肝臓を通過し、この時に薬剤が代謝される「初回通過効果」という洗礼が待ち構えている
これら代謝の過程を無事にくぐり抜けた僅かなものだけが、血中を巡り全身へと運ばれる。
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