レチノール |
辞書:科学用語の基礎知識 化学物質名・ビタミン編 (NSUBNV) |
読み:レチノール |
外語:retinol |
品詞:名詞 |
ビタミンAの一つ。油溶性。光、熱、酸に弱い。ビタミンA油、ビタミンAアルコール、ビタミンA1などの俗称もある。
分子式C20H30O、分子量286.45。融点61℃〜63℃。CAS番号68-26-8。
レチノール
一般にビタミンAと言った場合、このレチノールのことを指すことが多い。
摂取された、又はカロテンから作られたレチノールは肝臓に貯蔵され、血液を介して体細胞に運ばれる。血中及び体細胞内ではレチノール結合蛋白と結合して存在し、ヒトの血中濃度は約0.5μg/mlである。
レチノールは細胞内でレチナール、そしてレチノイン酸に代謝される。
医療用としては、かつては肝油が用いられ、後に肝油を濃縮精製したビタミンA油が用いられた。現在はほぼ全てが合成レチノールであり、パルミチン酸のエステルであるパルミチン酸レチノールや、酢酸誘導体である酢酸レチノールとして用いられる。
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