メロン |
辞書:科学用語の基礎知識 生物名・植物編 (BBNP) |
読み:メロン |
外語:melon |
品詞:名詞 |
ウリ科の一年草。その果実を食用とする。
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情報 |
分類 |
▼はAPG分類法における階層で、従来の階級にないもの。
かつての新エングラー分類法とクロンキスト分類法では、綱は双子葉植物綱(Magnoliopsida)に分類されていた。
目は、新エングラー分類法ではウリ目(Cucurbitales)、クロンキスト分類法でスミレ目(Violales)とされ、APG分類法でウリ目(Cucurbitales)となった。
生態 |
原産地はエジプトと言われている。古代文明の頃から栽培され食べられていた。
日本で流通しているのはヨーロッパの品種だが、寒冷なヨーロッパのメロンは、暑い日本の気候に向いていない。夕張など北海道産が有名になっているのは、北海道が寒冷だからである。
特徴 |
語源 |
日本語の「メロン」は英語の「melon」に由来する。
英語のmelonは、ギリシャ語で「りんごのようなうり」を意味するμηλοπε'πων(me^lope'po^n)に由来する。
実 |
実は球状のものが多いが、品種により長細いものもある。
ヨーロッパではメロンは安物の果物の代名詞であるが、味も充分である。
日本の場合、超高級志向なので、一本の蔓に実を一つのみ実らせるということをする。日本では高級な果物の代名詞であるため、これを外人に贈って変な顔をされるという事例が後を絶たないらしい。
成分 |
果実の成分に神経伝達物質の一つGABA(ギャバ)を多く含み、神経系を抑制するように働く。
このため、催眠効果や脱力感などの麻酔効果が現われる。食べ過ぎは危険。
品種 |
メロンは実の色から「赤肉系」「青肉系」「白肉系」の三つに分けられる。日本で見られる主な品種は次の通り。
リンク |
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