メガアース |
辞書:科学用語の基礎知識 天文学天体用語編 (USTLY) |
読み:メガアース |
外語:mega earth |
品詞:名詞 |
太陽系外にある惑星(系外惑星)のうち、質量が地球の十数倍であるものの俗称。「メガ地球」とも。
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概要 |
地球のように主に岩石から成る惑星である。
しかも、地球の数倍の質量があるスーパーアースよりもさらに巨大で、地球の十数倍の質量を持ったものをいう。
特徴 |
発見 |
最初に報告されたのは、地球から約560光年、ケプラー10の惑星であるケプラー10cである。直径は地球の約2.3倍だが質量は約17倍あり、硬い岩石質であると思われる。
これは、地球の数倍の質量がある「スーパーアース」はもちろん、地球より大きく海王星より小さい惑星の枠組みである「ミニネプチューン」よりも大きい天体であり、しかも質量は海王星と殆ど同じ程度であった。
新種の天体 |
従来の理論では、岩石惑星はここまで大きくなることはないとされてきた。
惑星誕生時、質量が大きくなるとより多くの水素ガスを引き寄せ、もって木星のように周囲のガスを引き寄せた巨大ガス惑星になると考えられてきたためである。
ケプラー10cの発見は、宇宙の起源についての理解を変える可能性を秘めている。
リンク |
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