マイクロブラックホール |
辞書:科学用語の基礎知識 天文学天体用語編 (USTLY) |
読み:まいくろぶらっくほーる |
外語:micro black hole |
品詞:名詞 |
シュバルツシルト半径が極めて小さいブラックホール。
概要 |
一般相対性理論のシュバルツシルトの解はあらゆるサイズのブラックホールを許容するため、そのシュバルツシルト半径が原子の直径よりも小さなものの存在も許容している。こういった小さなブラックホールを、マイクロブラックホールと呼んでいる。
その大きさは1フェムトメートル(100万分の1ナノメートル)程度とされ、原子核くらいの大きさである。小さいとは言っても、フェムトメートル単位のサイズで10億トンの質量はあるとされる。参考までに、富士山の質量は約1000億トンとされる。
10億トンもあっても非常に小さいマイクロブラックホールはホーキング輻射(ブラックホールの熱的な放射)の影響を無視できず、比較的短時間のうちに蒸発してしまうと考えられている。
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