プローセル式 |
辞書:科学用語の基礎知識 天文学・機材編 (UASTE) |
読み:プローセルしき |
外語:Plo¨sll |
品詞:名詞 |
接眼鏡の一つ。略称は "PL"。
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概要 |
プローセルが1860(万延元)年に高級ルーペとして作ったのが最初とされている。
発散メニスカスレンズ(または平凹レンズ)の凹面に両凸レンズを密着させた色消しレンズ2つを、両凸レンズ同士が向かい合わせになるように並べたもの。純粋なプローセル式では両群に同じものを使って生産性を上げているが、光学性能重視で別のレンズを使うこともある。
特徴 |
手ごろな価格に抑えつつも、収差などはかなり良好におさえられているので、かつてはオルソスコピック式の一種として扱われていた。そのため、一部でOr、Oなどの表記をされていることがある。オルソスコピック式の変種とも、ケルナー式の改良ともとれる配置をしている。
1枚目と2枚目、3枚目と4枚目のレンズは接着剤で張り合わせてあるため、熱で溶けてしまうために太陽観察には不適とされてきた。しかし。近年では接着剤の進歩により、そのような注意書きは消えつつある。
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