プロピレングリコール
読み:プロピレン-グリコール
外語:propylene glycol

 外用薬の保湿剤や食品添加物、溶媒などとしてよく使われる物質
目次

物質の情報

基本情報
 

誘導体、関連物質の例

物質の性質

由来
 1859(安政6)年、プロピレングリコールジアセテートを加水分解して製造された。
 1930(昭和5)年頃から工業的生産が始まり、食品や医薬品の溶剤や防腐剤として使われるようになった。アメリカのFDAは1941(昭和16)年に、また日本は1954(昭和29)年にそれぞれ食品添加物としての利用を認めている。

性質
 この物質はプロピオン酸の前駆物質である。
 摂取するとTCA回路(枸櫞酸回路)に取り込まれて糖新生を促し、結果的にケトン体の生産を抑制する。

用途
 生物への毒性が低く、かつ無味無臭である。
 そこで、この粘性を利用して、潤滑剤、や御飯の品質改善剤などとして使われているほか、溶媒、保湿剤、防黴剤などとして医療分野、化粧品分野で広く使われている。

物質の特徴

安全性
 強酸化剤と反応し、火災の危険をもたらす。

適用法令

危険性

有害性

環境影響

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