フロアダクト工事
読み:ふろあだくと
電気工事のうち、コンクリート床にフロアダクトを埋め込んでおき、床から電源を取れるようにした施工法。
概要
フロアダクトで使用できる電線は絶縁電線で、OW線を除くより線または直径3.2mm以下の単線である。
使用電圧は300V以下であり、必ずフロアダクト自体を接地しなければならない。通常はD種接地だが、同一ジャンクション内に堅牢な壁を設け弱電電線を収める場合はC種接地としなければならない。
特徴
フロアダクト工事で用いる材料は次のようなものがある。
- フロアダクト
- ジャンクションボックス ‐ フロアダクト同士を繋ぐもので、四方向から2本ずつ繋ぐことができるほか、斜め方向に金属管の電線管も繋ぐことができる。
- ダクトカップリング ‐ フロアダクト同士を繋ぐもので、両側から差し込み、ねじを締めて固定する
- ダクトサポート ‐ フロアダクトを支持するための材料。高さ調整用の長ボルトが付いている
- インサートスタッド ‐ フロアダクトに取り付け、ハイテンションアウトレットを接続するための短管
- インサートキャップ ‐ インサートスタッドに取り付ける、穴を塞ぐための蓋
- インサートマーカー ‐ インサートスタッドに取り付ける、穴を塞ぐための蓋で、ねじを床に出して目印にするもの
再検索