トーマス・エジソン |
辞書:科学用語の基礎知識 科学編 (NSCI) |
読み:トーマス-エジソン |
外語:Thomas Alva Edison |
品詞:人名 |
生涯で1093件もの特許を獲得した大発明家。1847年2月11日(弘化3年12月26日)〜1931(昭和6)年8月18日。
京都八幡産の竹で白熱電球のフィラメントを作った事で日本でも有名である。また真空管の発明の切っ掛けとなった "エジソン効果" の発見でも知られる。電灯や蓄音機をはじめとした彼の発明品だけで、世界のGNPの15〜16%を占めると言われている。
そんな彼の名文句 "天才とは1%のひらめきと、99%の努力である" は今も語り草となっている。
天才エジソンは、小学校の算数の時間に1+1=2が理解できなかったと言われている。教師は林檎の一個一個を挙げて説明をするというありきたりな方法を取ったそうだが、エジソン少年曰く「泥のダンゴふたつを合わせればひとつじゃないですか」と答えたそうである。
また彼は直流が好きだった。というのも、交流の概念を理解するには微積分学の知識が必要だが、彼は数学の知識に乏しかったため交流が理解できなかったからである。送電に関しても、直流・交流論争で直流送電派だったエジソンは、交流の危険性をアピールするために犬や猫を交流の導線に近づけて次々と感電死させるという、過激なデモンストレーションをしたと伝えられている。また、死刑囚の電気椅子は交流ですべきだ、という主張もしていたそうである。
エジソンの生家は出身地である米国オハイオ州北部のマイラン村にあり、現在は博物館として無料で公開されている。年間20,000人が訪れるが、無料ゆえに電気代を払うこともできないほど財政は逼迫しているらしい。
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