トマト
読み:トマト
外語:tomato
ナス科
の多年草。和名は蕃茄(ばんか)、小金瓜(こがねうり)、唐柿(からがき)、赤茄子(あかなす)、珊瑚樹茄子(さんごじゅなす)など。
目次
情報
分類
旧階層
新エングラー分類法
クロンキスト分類法
生態
特徴
食用
生命力
品種
栄養価
情報
分類
▼はAPG分類法における階層で、従来の階級にないもの。
ドメイン
:
真核生物
Eukaryota
界:
植物界
Plantae
門:
被子植物門
Angiosperm
▼: 真正双子葉類 eudicots
▼: 基幹真正双子葉類 core eudicots
▼: キク群 asterids
▼: 第1真正キク群 euasterids I
目:
ナス目
Solanales
科:
ナス科
Solanaceae
属:
ナス属
Solanum
種: トマト lycopersicum
科の下に亜科を置くこともある。
旧階層
古い分類法での階層構造は次の通り。
新エングラー分類法
門:
被子植物門
Angiospermae
綱:
双子葉植物綱
Dicotyledoneae
亜綱:
合弁花亜綱
Sympetalae
目:
シソ目
Tubiflorae
科:
ナス科
Solanaceae
クロンキスト分類法
門: モクレン門 Magnoliophyta
綱: モクレン綱 Magnoliopsida
亜綱: キク亜綱 Asterdiae
目:
ナス目
Solanales
科:
ナス科
Solanaceae
生態
原産地は南米。
熱帯
気候でないと越冬できないので、日本では一年草として扱われている。
トマトは、長くナス科トマト属(Lycopersicon)という独自の属に分類されていたが、研究が進みナス属に統合された。
特徴
食用
食用野菜として栽培され、世界には8000種類以上もの品種があるとされている。
果実は生食のほか、ジュースやケチャップ、パスタなどのソースとして様々に利用されている。
国によっては果物として扱われている。
生命力
トマトは生命力旺盛な植物で、次々と出て来る脇芽を摘み取らないと、元の枝や葉と区別が付かなくなる。また、そちらに栄養を取られ、実を大きくすることができなくなる。
更にこの脇芽、これ自体発根しやく、土に挿して水を掛けておくだけで大きく育ち、簡単に増やすことができる。
生命力旺盛なトマトは奇形も出やすく、特に肥料を与えすぎると奇形が出やすい傾向にある。花の先から葉が生えたりなど、普通では考えられないような奇形はトマトではありがちなことで、特に問題はない。
品種
多様な品種があるが、日常目にするものは、色で分けるとピンク系、赤系、緑系である。日本で見かけるトマトはピンク系である。
果実の大きさで分類すると、大玉トマト、中玉トマト、ミニトマトである。
栄養価
果実には
ビタミンA
・
ビタミンB群
・
ビタミンC
が多い。果実の
赤色
はカロテノイド色素
リコペン
によるものである。
健康によい
野菜
とされていて、昔から「トマトが
赤
くなれば医者が
青
くなる」などと言われている。ちなみに大昔にはその実の赤い色から有毒だと信じられていた頃もあったそうである。
再検索